JazzとRockとLife Science

欧米の70年代とその前のロック、ジャズ、チープオーディオ、生命科学、などなど。

真空管アンプ

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超久しぶりの投稿になります。

30年以上前に友人から譲ってもらった、Luxman SQ-38FD Mk2 という真空管アンプ。今の家に越してきて十数年ぶりに物置から取り出して、AirMac ExpressをAUX端子につなぎ、これまた40年選手のヤマハのスピーカーと接続して、いざ、鳴らしてみたら、ちゃんと鳴るではないか。しかも、なかなかいい音で鳴る。特に、昔のJazzは何か湿っぽいというかライブ感があって良い。しかし、残念なことにボリュームのガリが酷い。両方のスピーカーが同時になるポイントがなかなか見つからない。

 そこでネットを検索すると、接点クリーナーというのがなかなか良いらしい。呉のエレクトリッククリーナーというスプレー式のやつをアマゾンで購入した。ねじを外して、木の外箱からアンプの中身を取り出し、丁寧に真空管を外してみると、LUXMAN 50C-A10と読める大きいやつ、6AQ8 x2、6267x2、12AX7x3、ECC83 x1と、当然ながら全部ちゃんと揃っている。友人は、切れたときのためにと、予備の50C-A10も4本くれたんだけど、そのうち1本は随分前に交換に使った。
 真空管を外した後に、手前のカバーも外すと、ボリュームその他の内側の部分が見えた。意外にきれいだ。抵抗とかよく解らないがカラフルな部品にクリーナー液がかからないようにティッシュで覆って、スプレーに付属のノズルを装着して、ボリュームの内側の短い円筒(?)の横の隙間からエレクトリッククリーナーをプシュッと0.5秒くらい噴射。急いでボリュームを30回以上右に左にひたすら回す。次はとなりのバランスも同じようにやる。さらに、入力セレクター、スピーカーセレクター・・・右端のトーンコントロールまで、同様に。
 速乾性とは書いてあるが、完全に乾くまで待ってから、AirMac Expressとスピーカーを繋いで、電源をオン。おそるおそるボリュームを回してみる。なんと、全くガリガリ言わないではないか。スムースに音量が増減する。セレクターもトーンコントロールガリが消失。ソニーロリンズのテナーサックスが色っぽい。今、書きながら聴いていた若かりしジョニミッチェルの声が初々しい。音数の少ないジャズとかフォーク、クラシックギターなんかが良い感じである。 昔のオーディオ機器は長持ちするなあ。
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